エモさの正体 III7 編

2019年11月24日日曜日

エモい コード進行 小ネタ

t f B! P L
こんにちは! Odoru です。

突然ですが、質問です。
あなたは好きな曲を聴いるとき、「やっぱこの曲のこの部分、エモいよな〜」と思うことはありませんか!?

実はその エモ の正体は ノンダイアトニックコード である事が多いのです!

ノンダイアトニックコードとは

はじめに、「ノンダイアトニックコード」とは何なのか。そのまま言えば「ダイアトニックコードでないコード」となりますが、そもそもダイアトニックコードとは何でしょうか。

ダイアトニックコードとは

まず、ダイアトニックコードとは何でしょう。
例えばCメジャーキー(ハ長調)で言えば
CM7(ドミソシ)、Dm7(レファラド)、Em7(ミソシレ)、、、と行ったコード。ピアノで言えば白鍵のみで弾ける和音たちのことです。
Gメジャーキー(ト長調)なら、GM7(ソシレファ#)、Am7(ラドミソ)、Bm7(シレファ#ラ)、、、のように「ソラシドレミファ#」のみで構成されるコードになります。

よって、ノンダイアトニックコード とはCメジャーキー(ハ長調)の曲に出てくる、黒鍵を使うコードのこと。
超簡単に言ってしまえば、その曲(調)の中でたまにしか現れないコードなのです。

これらのコードの響きは基本的に不安定な印象があり、聴いたときに(良くも悪くも)違和感を感じさせます。
逆に言うと、うまく使えば「良い違和感」「グッとくる雰囲気」を演出することが出来るのです!

前置きが長くなってしまいましたが、今回はノンダイアトニックコードの中でも比較的出現率の高い III7 コードを紹介します。

III7 の構成音


III7 は 「 III , V# , VII , II 」で構成されます。
Cメジャーキー(ハ長調)では、E7(ミ,ソ#,シ,レ
)です。

さてこのコード、一体どんな場面で使われているのでしょうか?
この III7 の使い道は大きく分けて2つあります。

①IIImの代わり

IIIm(III , V , VII )というダイアトニックコードの代用として使うパターンです。
基本的には III7 - VIm と言った流れで使われます。
実際に使われている曲をご覧ください。


Offitial髭男dism「イエスタデイ」


どれだけ僕はは らい切れ るんだろう
IIm                    Ⅲ7           Ⅵm

スピッツ「ロビンソン」


誰も触れない 二人だ けの国
IV    IV/V         III7       VIm

どうですか?
この III7 特有のエモさがわかって頂けたでしょうか?

②サビ前のコード

サビの直前に使われるパターンです。
Ⅴ(又はⅠ)の代用として使われていることが多いです。サビ前にこのコードを挟むことで
「おお...サビが来るぞ!」という期待感高揚感を与える効果があります。
実際に以下の曲で使われています。

ヨルシカ「雨とカプチーノ」


さあ 揺蕩うように雨流れ
Ⅲ7   Ⅵm    Ⅳ       Ⅴ     Ⅲ7



〜〜  あっとあっという間に
Ⅲ7    Ⅳ                   Ⅴ

神様、僕は気づいてしまった「CQCQ」
KEYTALK 「桜花爛漫」
日向坂46 「こんなに好きになっちゃっていいの?」
米津玄師「MAD HEAD LOVE」
etc...

このパターンはかなりたくさんの曲で使われていますね。



さいごに

あなたは Ⅲ7エモさを堪能する事ができましたか?
この記事によってあなたが少しでも音楽の面白さに興味を持って頂けたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!


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